京都と左官
京の伝統の土壁 京壁・聚楽壁
寺社仏閣、京町家など歴史と文化の宝庫「京都」は、伝統産業と最先端の産業が両立している都市です。その最先端の産業も、昔の最先端といえる伝統産業が礎となっています。
京都の左官は、聚楽土、稲荷山黄土、九条土、桃山土、浅葱土、錆土など、それぞれ固有の名前を持つほど個性豊かな土に恵まれた都市で、滋賀の江州白土、その名の通り大阪産の大阪土など周辺の産地のものも加え、その豊かな土資源を利用して、長い歴史の中で独特の土壁・京壁の文化を培ってきました。戦国時代の城郭はもちろん、一般にも土蔵によって市民の財産を守ってきました。また、寺社仏閣の「白壁」、わび・さびに見られる「茶室」などの土壁によって住環境が守られてきています。
きめの細かい京都の土は土壁・京壁の材料に「最適」で、「水を加えるだけで壁に塗れるのは京都の土だけ」とも言われ、聚楽土を使ったじゅらく壁が有名です。
今、再び注目されている 塗り壁 / 日本の伝統技術 左官
塗り壁・左官について
- ■ 左官・塗り壁とは
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塗り壁・土壁の特徴
- ■ 京壁について
- ■ 自然素材ならではのやさしさ
- ■ 快適性・安らぎ
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よくある質問
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塗り壁の種類
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- ■ 土蔵(どぞう)
- ■ その他 伝統の左官技法