道具・素材
鏝(こて)
昔ながらの鏝、現代の鏝、数百本以上の様々な形の鏝から、塗り仕上げる塗り壁の性質や仕上げの方法によって最適なものを選び出します。
鏝のほとんどが、自分の手の大きさ、好みに合わして作られたオーダーメイドです。そして使い込むことで、さらに自分の手に合う鏝に育ちます。
土
土壁を造る行程では素材の選別の仕方が重要です。素材の選び方で土壁の色合い、肌触りがまったく変わってきます。同じ聚楽土や、珪藻土でも、微妙な色の違いで、仕上がった壁のイメージは異なります。目標とする土壁のイメージにあった最適な素材を長年の経験から選び出します。
また、土壁を塗る行程において、荒壁を塗るには土と藁の配合が重要で、藁の種類や細さ、長さなど経験により配合に工夫が必要で、中塗りの場合も同じで、土の配合、水の配合などにも工夫がいります。ほどよく下塗りが乾燥する時期を見極める行程も非常に重要となります。下塗りがしっかり完成していると、仕上げのひび割れ等が防げます。
今、再び注目されている 塗り壁 / 日本の伝統技術 左官
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よくある質問
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